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宮田ジムの一日
2002年新春編
 
2002年新春。「いや〜、今年も始まりましたね」鈴木先生の元気な声がジムに響きます。1時50分。練習生みんなでジム開業前のいつもの掃除が始まります。掃除が大の苦手な会長は、ジムに住みつく猫親子に朝食を出すフリをしてこの掃除から逃れようとしますが、ヒロくん親子は食事が気に入らなければ匂いを嗅ぐだけで食べ物を口にすることは有りません。

そして、食後は母親のシロニャングレーシーが日課のジム付近の警備に出かけていきます。母親のシロは宮田ジムにくる前はジム裏の頑固ジジイのところで生活していました。頑固ジジイはいつもシロをイジメ、棍棒を持ってきて「このネコ、子供でも生むようなことがあったらぶっ殺してやるからな」といっては、シロを叩く毎日でした。棍棒で叩かれつづけた、かわいそうなシロはいまだに首が右に傾いたままです。近所の人たちはこの頑固ジジイとシロの物語を知っているので、ジムにシロを発見すると決まって「まあ、シロ、ここに居たのね。生きてて良かった」と言って幸せそうな目を向けてくれます。そして、この頑固ジジイの家もシロの食後の警備範囲に入っているのはもちろんです。シロは頑固ジジイに見つからないようにそっと塀の上にあがり、この頑固ジジイを見つめて「あのジジイ、まだ生きてるニャ〜」とつぶやきジムに帰ってくるのです。それからシロは子供のヒロくん、チャトランを集めて、ジム入口のストーブ前ソファに親子でかたまりお昼寝タイムに入ります。
 
練習はというと、昼間とはいえ激しさを増してきています。会長のどこまでが冗談かわからない怒鳴り声。練習生のやる気を削ぐ鈴木先生のエロネタ。バックを叩く音。スパーリング、ミット打ちのパンチがヒットする乾いた快音。そして、パンチンングボールのリズミカルなドラム音。終始鳴り止まないバックグラウンドミュージック。どこにでもあるボクシングジムの風景。そう、この喧騒の中で安らかに眠るネコの姿がなければ、宮田ジムもボクシングジムだと気ずくのです。

そして、昨年末の秒殺KOで、会員への面目をキープしたあの“カリスマ・トレーナー”伊藤先生もこの2時からの早い時間帯で練習を重ねていたのです。伊藤先生のスパーリングパートナーは現役の高校生ながら妻子を持ち、その上高校三年生を2度経験しているダブリの田牧くん。スパーリング中は田牧くんを落ち込ませる「ダブレ、ダブレ(左フックをボディから顔面につなぐコンビネーション)」の指示は禁物です。

4時になり浜田先生が登場する頃には、高校生でジムは一杯です。この高校生の中に以前ご紹介させていただいた小型三木道三、ミニ道三(本多聡史くん)がいます。身長159センチ、体重46キロのミニ道三くんはファイター揃いの宮田ジムにあっては珍しいアウトボクサー。ヒット・アンド・アウエーならぬタッチ・アンド・ラン(さわって走る)戦法で今日も軽快にリングを走り回ります。「(殴り合いは少ないが)この子はいい走りを見せるな。きっとそのうち佐川急便からスカウトがくるぞ。佐川の車で走って走って走りまくり、素晴らしい配達をするに違いない。契約金の交渉人は俺だ」とは鈴木先生のギャグ。

5時に新任の郷ひでみ先生がくると今度は小学生が通ってくる時間です。会長はいつもこの小学生たちに「いいか、お前たちはいずれアメリカと中国との戦争に兵隊としていかなければならないんだ。だから一生懸命練習するんだゾ。なぜなら中国にはボクシングがないからな。今からボクシングを習っておけば中国の兵隊に負けないゾ」と意味不明の演説をしてはガチンコと呼ばれるハードトレーニングをこの年端も行かぬ子供たちに強制します。ですが、気がつけばこのガチンコと呼ばれるトレーニングが楽しいのか、小学生は日増しに増え、今では時間内に指導できる人数を超え、やむなく3交代制の時間割で子供たちを預かっています。
 
6時半からはプロを目指す練習生たちがゾクゾクとやってきます。宮田ジムには練習生、アマ、プロの区別がなくみんなでお互いに指導しあいながら苦しいながらも楽しく練習をしています。時にはプロ選手を指導する勘違い練習生くんもいて和気藹々。その中にあって一人、硬派な文岩先生の指導は情熱一杯。まるで金八先生かスクール★ウォーズを見ているよう。その文岩先生が指導する練習生の中に日本タイトル最多防衛記録を持つリック吉村選手(石川)ソックリのリック吉男と呼ばれる練習生もやってきます。この子は以前、長髪に寝癖をつけてジムにかよっていたころはあしたのジョーの矢吹丈ソックリでした。そこで、丈(じょう)ではなく、丈にもっとも近い漢字の“犬(けん)”と呼ばれ全会員に笑いを撒き散らしていたものです。あしたのジョーそっくりの長髪寝癖をパンチパーマに変え、限りなくリック吉村選手ソックリに大変身してジムに登場したのはリック吉村選手の日本での再試合の許可が下りたと新聞報道された、まさにその日だったのです。このリック吉男くん、外見だけではなく、いろいろな珍事を巻き起こし今では宮田ジムNO1爆笑男の地位を不動なものにしています。

そして、ボクシングが大好きなネコのヒロくんが長い昼寝から起きあがるのは決まって9時をまわるころ。ソファからゆっくりと起き出してきてはリングサイドの特等席で熱心にスパーリングの観戦です。ですが、ヒロくんはつまらない打ち合いが続くとリング中央に飛び込み「モット手を出せ!まだ血も出てないぞ!」と抗議運動を起こしますが、君自身にダイエットの運動が必要だろと、ヒロくんをリングの外につまみ出すのは新任の郷ひでみ先生の役目です。そして1日に100人を超える練習生、プロ選手ににぎやかだったジムも11時になり閉店です。

しかし、向学心あふれる宮田会長と鈴木先生は、この遅い時間から駅前留学と称して、立石駅近くのフィリピンパブに直行します。今年の12月に東京で開催されるWBCコンベンションに備え、フィリピンパブへの駅前留学で英語の猛特訓を続ける会長と鈴木先生、フィリピンパブに行く本当の目的は違うにしてもホントにタフな人たちです。

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