vol.01・ 若林 陽選手
「自分からボクシングを取ったら何も残らない。ボクシングは俺のすべて」
2000年3月4日インタビュー
|
| 3月4日、高校の卒業式を直前に控えた若林陽選手にお話を伺いました。 |
| |
 管理人：もうすぐ卒業ですが、まず高校3年間を振り返ってみていかがですか？
若林：ボクシングを一生懸命にやってきて充実していました。友達との遊びに付合えないときは、少しイライラしたりはしましたけど。
管理人：2月14日のデビュー戦はおめでとうございました。試合はどのような気持ちで臨みましたか？
若林：中学のときから、プロのリングに上がるのが憧れだったので、「いよいよ来たな」っていう感じでした。試合前は緊張しましたけど、リングに上がってからは気持ちが吹っ切れました。
管理人：1ラウンドKOと早い決着でしたが、KOは狙っていたんですか？
若林：倒したパンチは決して狙ったパンチではなかっんですけど、内心、KOは狙っていました。
管理人：デビュー戦の若林選手と比べて、相手はプロキャリアのある相手でしたが・・・
若林：（相手が）あまり出てこなかったので、もう少し出てきて欲しかった。もう少しボクシングがしたかったです。
管理人：高校の友達もたくさん応援にきていたようでしたけど。やっぱり女の子が多かったのかな？
若林：いやー、男ばっかり。（笑） |
 管理人：学校では何か言われましたか？
若林：自由登校中だったんで。試合後に「やったじゃん」とかは言われましたけど
管理人：レフェリーに手を上げられている時は、どんな気持ちだったんですか？
若林：（新人王戦に出るために）一勝しなくては次がないので、少しホッとした気持ちでした。
管理人：ところで、ボクシングを始めたきっかけは何だったんですか？
若林：小学生のときに鬼塚対カストロ戦をみて「面白そうだなー」って思って。
管理人：憧れの選手とかアイドルはいますか？
若林：うーん・・・（としばし微笑みながら）いやあ、沢山いすぎて。ただ辰吉、鬼塚は好きです。宮田ジムでは松倉さん。松倉さんをテレビで見て宮田ジムを知りましたから
。
管理人：宮田ジムはいかがですか？
若林：途中から入ってきた自分にも、他の選手が声をかけてくれたことが嬉しかった。内藤（大助）さんもよく声をかけてくれます。」（インタビュー中も内藤選手の練習が終わるのを待っている時間を頂いてお話を伺いました。）
|
 管理人：宮田会長ってどんな人ですか？
若林：すごい。・・・・・・・（しばし考えて）すごい人。ボクシングへの情熱が。
管理人：これからの目標を聞かせてください。
若林：次の試合に勝つことだけです。そうして、ひとつひとつ勝つことで、結果として新人王につながると思うから。
管理人：少し難しい質問ですが、若林選手にとってボクシングとは何でしょう？
若林：うーん。・・・・（かなり難しそうに考えて）・・・自分からボクシングを取ったら何も残らないから。すべて、ですね。
管理人：このホームページをご覧のファンの皆さんへメッセージをお願いします。
若林：これからも一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします。
|
|
|
| 宮田会長の話：ボクシングに対しての姿勢が非常にストイックですね。モチベーションが高いから、本当に18才には思えない精神力があります。デビュー戦のときも、試合前かなり緊張していたので、アップでシャドー10ラウンドやらせたんですよ。普通の選手は絶対できないんですけど、彼は超人的な練習をしていますから。練習熱心なのでオーバーワークが心配なくらい。今は、若林の爪のアカを煎じて、松信、大串、(内藤)大助に売ってやろうと思うほどです。しかし、新人王戦は次の相手がかなり強いので、これを乗り越えられるように練習させたいですね。宮田ジムの他の選手がいくら応募しても当たらなかった「BOSS電」を若林は当てたんだから、運の強さも相当なものですよ。（笑） |
|
| 鈴木先生の話：とにかくケガをしないように、身体に気をつけて欲しい。基本的なことですが、一番大切なことだと思うんですよ。技術的には今のところ言うことはないですが、オーバーワークにならないようにして欲しいですね。でも会長は17才の時に、すでに名護二世と呼ばれていたんだから(?)、若林にも頑張ってほしいですネ |
|
